東京都港区の高層マンションにお住いのT様よりのご注文。
以前製作した「インテリア暖炉」http://www.hudsonriverkagu.com/mantle.html をお気に入りいただき、ご相談を受けました。
このイメージをベースに、「白」「TV」「オーディオ機器」「その他収納」などのご希望のキーワードをいただき、あーでもないこーでもないと検討しながら、最終形に仕上げました。
ずいぶんと細かい点までご相談したため、T様にはご苦労をおかけしましたが、そのおかげでイメージと実用性の両立ができたと自負しています。^^
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センターにTVを収納し、ポケットドアという「開けてスライド」させる特殊な金物で扉をサイドに収納、スライドテーブルでTVを前方に引き出す構造になっています。
白塗装(オフホワイト)だったため、あまり高級材を使用してももったいないし、かなり大型になったため、重量をなるべく軽くする観点からも、材はお得意のアルダー材。
サイズは本体で間口1m83㎝、高さ1m65㎝、奥行き52.5㎝、天板は間口1m93㎝、奥行き57.5㎝とかなり大型です。 |
この暖炉、ただのハリボテではなく、収納としての機能も充実しています。
まずは天板下の横長のブロック、間口1m80㎝近い超横長収納で、前面の飾り板が手前に倒れて開くようになっています。
見えにくいですが、ダンパー機能付きのステーで両側から支えていますので、バタン!と倒れてくることもありません。 |
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両脚も、3枚の可動棚板の入った収納と、最下段にはスライドレールの付いたオープンタイプの引出しもあり、幅は狭いものの奥行きは50㎝ほどありますので、結構大容量になります。
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両脚の収納部分の扉にはT様ご選定のクラシック調の鍵が付いており、これを差し込んで取っ手がわりに扉を開閉する仕様になっています。
もちろん、鍵もきちんとかかります。 |
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天板近くの装飾です。 写真のとおり、いろいろな面取りを多重積層にし、非常にゴージャスになっています。
(大変でした^^)
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最後は横から見た写真。
きちんと框組みのパネルで仕上げていますので、どこから見ても美しい姿になっています。
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