自宅用に製作したリビングのＴＶ台、オーディオボードです。

幸運だったことに、これまではお客様のオーダーに切れ目がなく、
なかなか自宅用の家具を製作している暇がなかったのですが、
先日、不幸なことに(^ ^;)その時間ができてしまい、貧弱だったＴＶ台を製作することにしました。

材は大好きなチェリー材。
塗装のテストとしてもこの機会を活用し、落ち着いた濃色のステインをウォルナット色をベースに古代色で調色し、
いつもどおりクリアウレタンで仕上げました。
市販品のようにべったりな濃色ではなく、チェリーの木目が見える程度で抑えた品のいい感じの仕上がりとなりました。

センターには、手持ちのＤＶＤデッキを３台収納。

一番下はガラス扉を付け、リモコンが効くようにしつつ、あまり外に並べておきたくない、ワイヤレスヘッドホンのターミナルと“Wii”の本体が収納してあります。

右側の扉の中には、これまた出しっぱなしにしておきたくなく、それでいて仕舞ってしまうと使わなくなってしまいそうな、“Wiiボード”を収納。

今回、このリビングボードの高さ方向と奥行方向のサイズの決定要因の一つとなったのが、この“Wiiボード”でした。

これを立てて収納できるよう、高さと奥行が取ってあります。

左側の扉内部は“太鼓の達人”と花瓶などを収納。

一応、可動棚仕様になっているので、将来的に内容が変わっても大丈夫。

そして、このリビングボードのもうひとつのサイズ決定要因となった、ＤＶＤ/ＣＤ用の引出しです。

左右に３杯ずつ、計６杯の大容量のうち、下の２段ずつの計４杯がＤＶＤやＣＤの収納用に深さと奥行が計算されています。

重量用の、引出しの奥まで全部出てくるフルスライドのスライドレールを使用しているので、パンパンに詰めても軽々と引き出せます。

引出しの中には可動式の仕切り板が入っているので、こちらの引出しはコレクションボックス入りのＤＶＤを2列入れられるようにセットしています。

こちらはプラスチックのＤＶＤ/ＣＤケースを3列収納できるセッティング。

１杯の引出しに120枚くらい収納可能です。

収納したいもののサイズから細かく計算し、全体のサイズが決まった、特注家具の見本のようなボードです。

因みに、全体のサイズは、間口2ｍ10㎝、奥行56㎝、高さ66㎝と結構大型になりました。

最後はいつもどおり、当工房の検品担当兼看板娘の“らむ”嬢のＯＫをもらって完成です。