¥155,000(参考価格)

以前製作した琉球ガラスのコーヒーテーブルをご覧になり、同じように琉球ガラスのタイルを組み込んだ丸型のダイニングテーブルのご相談を名古屋のT様よりいただきました。

明るい色合いがご希望だったので、生地のメープル材をクリアウレタンのみで仕上げました。サイズは天板が直径90㎝、高さ70㎝。

脚は直径50㎜→30㎜のテーパーをかけた先細りの丸脚。幕板の真ん中に少しカーブをつけて柔らかい印象にしています。

幕板と脚の接合部分では、Rは外側のひと角のみ取り、強度を上げつつ、包み込むようなフォルムに仕上げました。

天板下の縁は、斜めに傾斜を取っているので、実際の天板厚の30㎜よりもずいぶんと華奢な、軽い印象が出ています。

直径90㎝だとそれほど大型ではないので、テーブルの脚をあまり中に入れてしまうと、座った時に脚間がちょっと窮屈になってしまいます。

そこで、天板下の傾斜ギリギリまで脚を外側に付け、足元のクリアランスを広く取るようにしました。

やはりこのテーブルのキモは琉球ガラス。お値段は張りますが、当工房の家具同様、決して機械加工の既製品では出せない存在感と質感に今回も大満足です。

手作りならではの気泡の入った、何とも言えない柔らかい雰囲気に加え、今回はT様が黄色を選ばれたので、べっ甲飴のような、蜂蜜のような、まさに陽だまりのダイニングテーブルと言った趣になりましたね。

ガラスは沖縄のグラスアート藍さんから取寄せた100㎜角、15㎜厚のタイル3枚を組み込みました。

手作りなので、ひとつひとつ大きさが微妙に違い、天板に掘りこんだ穴もそれぞれに合わせた加工にするため一苦労しました。^^

ガラスの下は、天板をくり抜いてあるので下からの光が通り、ステンドグラスのようにガラス本来の色と輝きが出てきれいですね。

サイズ:直径90㎝x高さ70cm メープル材 ウレタン仕上げ