¥180,000(参考価格)
親戚筋で、成城にお住まいのA様からのご注文。
リビングとキッチンの間にある作り付けのカウンターと一続きにして、キッチン側に天板を広げ、収納も一体感が出るようなカウンター収納を、とのご希望でした。
既存のカウンターが折れ曲がっており、その下部には引出しが斜めに張り出す、という制約の中、ずいぶんと悩みながら完成させました。
材は、既存のカウンターと色も合わせねばならず、似た地色を持つチェリー材を選択。サイズは天板の間口1m50㎝強、奥行40㎝、本体間口1m35㎝、奥行36㎝~50㎝、高さ84㎝強という変形モノです。色はダークオークとミディアムブラウンを調色して、既存のカウンターに合わせました。
左の写真は右側面から見たものですが、なんか変でしょ?
本体の右半分は、既存カウンターから大きく張り出している天板の下に入り込むため、こちらの天板は必要無いものの、本体だけは奥行が大きく延長されています。
そのおかげで奥行50㎝の大容量を実現。
こちらは右の引出し内部の写真。ピッタリサイズで大容量のカトラリーケースも併せて製作しました。ケースは引出しとは別構造なので、取り出すこともできます。
プラスチック製で引出しのサイズに合っていない既製品などと比べると、特注木製ケースは温かみや高級感も感じられて、A様にもとても好評でした。
本体左側には、小物やビニール袋、紙袋のストックなども入る、深さのある4杯の引出し。
取っ手はちょっと大振りなように見えますが、その分とても握りやすく、引出しの出し入れもスライドレールで軽々とできます。
左側の下段は、可動の棚板が入った開き戸。この中にはちょっと大きめのものも収納できます。
こちらが設置後の状況です。写真の右端に折れ曲がった天板を持つ既存カウンターが見えます。
こちらの天板が右だけ極端に長く張り出しているのは、既存カウンター下の引出しを出してもぶつからないクリアランスを取るため、ということがわかりますか?色味もばっちり一致して、感動モノでした。^^
こちらがその折れ曲がり部分。段違いの奥行きといい、片側だけにはみ出した天板といい、これぞまさに特注家具の真骨頂ですね。
今見ても不思議な形です。天板奥には、両方の天板を分ける形で「転び止め」が付いています。
最後に、作品の仕上がりチェックと検品をしている「フリ」をしている、営業担当のNOAHくんで〆。^^
サイズ:幅150㎝x奥行40㎝x高さ84㎝ チェリー材 ステイン・ウレタン仕上げ