ステンドグラスのフレーム

¥38,000(参考価格)

当工房のお得意様、三重県のY様よりのご注文。
お手持ちだった見事なステンドグラス、当初誂えていたフレームはシャビーな白い窓枠のようなものでしたが、
周りの雰囲気にあまり合わず、以前製作した置時計と同じような質感の、新しいフレームに額装してほしい、
とのご相談でした。

材と仕上げは時計と同じ、チェリー材にアンティーク調になるような濃色のステインで
塗装後にクリアウレタンでの仕上げとしました。
大きさはフレームで縦約44㎝、横約48㎝。

楕円のベースの上にフレームを固定して自立するようにしました。

ステンドグラスのフレーム

まずは古いフレームからステンドグラスを取り外す作業から始めましたが、フレームは壊して良いとのことでしたので、手荒に扱っても良いのですが、中のステンドグラスは1900年ごろの作とのこと、これが壊れては大変なことになるので、慎重に取り外すのにひと手間。

縁の部分にはコーキングが入っており、そこに白い塗装が乗っていて、これも落とさねばならず、やはりリフォームは結構手間がかかります。^^;

フレームは通常の額縁と同じ要領で製作できるのですが、中に入るステンドグラスがハンドメイドであるため、きっちりとした四角形でなく、厚さも一定ではなく、これをうまく収めるのにも苦労しました。

フレームの四隅には、蔦のチップカービングを掘り込み、わかりにくいのですが、
アンティーク調になるように、虫食い穴も加工してあります。^^

ステンドグラスのフレーム

ステンドグラスのフレーム

ゴージャス感を出すために、ベースにも飾り面取りを施し、同様に蔦のカービングを
大きく掘り込みました。

後ろから光を通すと、やはり本物のハンドメイド・アンティークの微妙な揺らぎと質感が、
えも言われぬ美しさです。

モチーフはお花だということですが、かなり珍しい図柄のようで、そこがお気に入りに
なられたようです。

素人としては、何となくアラビアンナイトのようなイメージを感じました。

ステンドグラスのフレーム

ステンドグラスのフレーム

Y様からは毎回、ちょっと手がかかるけど新しい経験の出来る題材のご相談をいただき、勉強をさせていただき、感謝です。

看板猫のNOAHも「僕も手伝ったんだよ」と言わんばかりのアピールですが、残念ながら「猫の手」だったので全く役に立ちませんでした。^^